日本のエンターテイメント界とポップカルチャーシーンの双方においてインフルエンシャルでユニークな位置づけのバーバル(VERBAL)。m-floのMCとして多大な名声を博した後、5年間の彼自身でのクリエイティブプロジェクトは、日本のキッズのみならず、K-POPスターにまでも大きな影響を与えている。ミュージシャンとしては、m-flo/TERIYAKI BOYZ®として活動するほか、TVパーソナリティーとしてはバラエイティショーで司会を務めるなど。また、スタイルアイコンとしては、数々のファッション誌の表紙に登場。日本のメディアという大ステージで活躍を続けているにも関わらず、ファッションやユースカルチャーのセカンドステージでもメインプレイヤーとして活動するVERBAL。ファーストに比べるとセカンドの位置は微々たるものかもしれないが、彼自身の影響力は世界レベルと言っても過言ではない。そのVERBALのユニークなポジションを言葉で説明するには、カニエ・ウエストやキム・ジョーンズとの交友関係が分かりやすい例だと思う。ーこういった交友関係があらゆるジャンルから共通の共感が得られているはず。(そういえば、昨年ハニカムの鈴木哲也編集長がこんなことを言っていたな。ー VERBALは現代における最重要オピニオンリーダーとね。) 実際にわたしたち自身、VERBAL&YOONと共に仕事をする機会に恵まれ、彼とYOONの造り出すクリエイティブな発想には感銘を受けている。彼らが作り上げてきたモノは、単純に個人的なクリエイティブティの探究心からなるもの。東京のカルチャーに対する深い興味と理解、東京の新進気鋭の若手クリエイターのひとり、マドモアゼル・ユリアを彼自身のエージェンシー(KOZM AGENCY)からデビューさせ、runurunu, ilil といった若手デザイナーたちにステージ衣装制作を依頼し、友人であるファレル・ウィリアムをトリプル・ニップルズに紹介したりと、自身のインフルエンスを最大限に利用して人と人を結びつけているのだ。振り返れば … VERBALがTOKYODANDYの1周年記念パーティーでのDJを引き受けてくれた時は、純粋に嬉しかった。彼がわたしたちの記念日でDJをすることによって、そのパーティーを次のレベルまで引き上げてくれることが分かっていたから。そう … 彼は次のステップとして背中を押すことの出来る人。いや … そういった才能の持ち主なのだ。 ご存知、昨日「m-flo」の新アルバム「SQUARE ONE」がリリースされました。と同時に、彼のこれまでの活動や5年という月日をどう過ごしていたのか … 喋っちゃいます。 TD – m-floの最後のアルバムから5年も経ているけど、その間はどんな活動をしていたのか聞かせてください。 V – 5年前の音楽やファッションは、あらゆるジャンルの人たちが、全てに飽き飽きしていて何か新しいものを探し始めた転換期みたいな時期だったと思います。僕自身もともとファッション界の人間ではないけど、丁度ファッションシーンが活気づき始め、色んな世界が広がり始めたと思います。その辺りから、まさにTOKYODANDYがやっていることみたいに、色んなパーティーがあって、東京はすごく良いエナジーに溢れていた。AMBUSH®を始めたのも丁度その頃で、とにかく忙しかった。DJも始めたし、そこでまた僕のミュージックへのクリエイティビティに新しい領域を得ることができたんだよね。ここ何年かm-flo以外での活動は、音楽とファッションの面において僕個人のクリエイティビティの表現の場でもあったかな。とにかく忙しかったんだよね。 TD – 新しいアルバムを聴かせてもらいましたけど、以前のm-floのメロディックなHIP HOP/J-POPな感じから随分変わった印象を受けたけど …。 V – トラックはTakuが作って、2人で一緒に曲を書いてた時の前回と今回のアルバムの最大の違いは … 音楽業界と経済事情が劇的に変化したことかな。今の時代CDはあまり売れなくなった。お金があれば、誰でもプロモーショントラックを街中に走らせる事が出来る。でも、それでも前みたいにCDはバカ売れはしない。僕はそれを逆手にアドヴァンテージとして取ることにしたんだ。以前、CDがまだ売れていた頃、日本はCDセールスにおいて世界で第2のマーケットだった。島国精神からなのか、日本の市場は国内で稼ぐことのできる国だから国際的になる必要がないっていうメンタリティーがデヴェロップしたんだ。日本国内ではメンタル的にも音楽的にも外国とは全く異なる独自のJ-POPが進化した。m-floは、いつでも日本と海外のどちらのアーティストからもインスパイアされていたけれど、そんななか、僕たちの音楽はどういう訳か日本風になっていったんだよね。でも、今の音楽業界はその頃とは全く違っている。 もっと英語の歌詞必要? もっと日本語の歌詞必要? っていう問題を気にする必要のない世界になっている。 ニューアルバムはそんなことを考えずに、とにかく自分たちのやりたいように作ってみたんだ。実際デビューもそんな感じでした。とにかく余計なことは一切考えず何曲かやってみてそこから勢いづくんだよね。「SQUARE ONE」というタイトルは、原点回帰という意味を込めたもの。 何年もかけて進化してきたけど、昔のやり方に戻る。今まで、Takuがm-floの曲をクラブでプレイする為に、セルフRemixしていたのですが、今回は最初からダンスフロアーを意識して制作してました。売ることだけが大事な訳じゃない。彼が本当に楽しむために作ったということ。僕も、今回は普段友達と会話している様なことをラップにしました。 TD … Continue reading
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