クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレによる「グッチ」の2016年春夏キャンペーンが公開された。舞台となったロケ地はロサンゼルスのストーリーに続きベルリンの地へ。シーズン毎に異なる都市へと誘うことにより、広告ビジュアルのシーズンを超えた対話、そしてコレクションを通じて紡ぎだされる継続的なストーリーを生み出す。ドイツの80年代ポップカルチャーのビジュアル ランゲージと美意識からインスピレーションを得て、2016年春夏コレクションのストーリーが完成。
建物のルーフトップからウェアハウスのようなディカウントショップまで、芸術的かつブルータリスとなこの街の都市空間は、自由奔放な快楽主義を謳歌する物語の無体背景そのもの。
Following a visit to LA last season, Alessandro Michele takes us to Berlin for Gucci’s Spring/Summer 2016 campaign, helmed by Glen Luchford. This tour of global hotspot poses a continuous dialogue beyond seasonal advertising. The bold colors and contemporary romanticism of Michele’s Gucci are played out to an 80’s synth soundtrack on roof tops and public toilets – a middle finger held up the concept of ‘peacocking’. And the backpack in the gallery above ….. x x x
どこかドリーミーで懐かしさを感じさせる今シーズンの「グッチ」は、ウェアやアクセサリーと呼応する時代の精神はデカダンスを醸し出し、ロマンティックさと公衆トイレやナイトクラブのレストルームといった背景が絶妙なコントラストを生み出している。
例えばパウダールームでの女の子たちのカットは、鏡がダイナミックかつ大胆な効果をもたらしている。鏡に映る姿が夜ならではの親密さを暗示し、登場人物たちの対話は聞こえなくとも強いシナリオを感じさせる。
Creative Director: Alessandro Michele
Art Director: Christopher Simmonds
Photographer and Direntor: Glen Luchford
Stylist: Jane How
Hair: Paul Hanlon
Make-up: Yadim
Models:
Polina Oganicheva / Peyton Knight / Elizabeth Moore / Nicole Atieno / Mia Gruenwald / Anka Kurydina / Viola Podkopaeva / Jacob Hugo Goldhoorn / Timothy Dibble / Arnis Cievala / Anton Tofgart