NOBUYOSHI ARAKI ‘PAST TENSE – FUTURE, 1979-2040’

写真家アラーキーこと「荒木経惟」氏による「過去・未来 写狂老人日記1979年-2040年」と名付けた最新作のお披露目写真展が5月25日よりスタートする。これまで数々の写真展をおこなっているアラーキー氏だが、最新作ということもあり個人的にとても期待してしまう。

本展では写真下部にプリントされる日付表示機能を用い、1979年から荒木が100歳を迎える2040年までの時間軸を操作した作品約6,000点を、日付順の日記形式にて発表。荒木はこれまでも、多数の作品を一度に展示することで見出される写真の魅力を追及してきた。今回展示される約 6,000点の作品が未来をも含んだ日記として纏められたとき、一枚一枚の写真すべてが荒木の内面を表すかのようで、そこに確固たる世界が存在していることが強く感じられる。脚色を抜きに感じたことをストレートに表現し、東日本大震災への記憶にも触れながら、荒木は写真の新たな姿を追求し続けている。既存の枠組みを壊し続ける挑戦的な姿勢を表す最新作を展示。

荒木 経惟「過去・未来 写狂老人日記1979年-2040年」
会期:2012年5月25日(金) – 6月23日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー (東京・清澄)

A new solo exhibition from photographer Nobuyoshi Araki opens this week at Taka Ishi Gallery. ‘PAST TENSE – FUTURE, 1979-2040’ will feature over 6,000 photos arranged in chronological order as diary entries. By adjusting the date function on his camera Araki transports us to the future and 2040 – the year he is to turn 100. ‘PAST TENSE – FUTURE, 1979-2040’ continues Araki’s exporation of photography using images both new and old.

Nobuyoshi Araki “Past tense – Future, 1979 – 2040”
Dates: May 25 – June 23, 2012
Taka Ishii Gallery Website